着物買取の相場はどれくらい？生産地によって相場は大きく変わる！

着物はいったいどれくらいの価格で買取してもらえるのか？は非常に気になる点ですよね。
実は、着物は産地によって、査定額が大きく変わってきます。
そのため、売りたい着物がどこの産地なのか？を知っておくことが重要です。
今回は代表的な生産地と、相場について見ていきましょう。

着物の名産地

代表的な着物の産地と相場を見ていきましょう。
相場は着物の状態や業者によって異なりますので、あくまで参考としてご確認ください。

米沢織

山形県米沢市で作られている織物です。
1600年から続く伝統的な産地で、織の分野では世界一の技術を持つともいわれております。
特に袴は日本の95％シェアを誇っております。

有松・鳴海絞り

愛知県名古屋市で作られている織物です。
絞りといわれる技法を使って作られています。すべての工程が手作業となるため、高価になります。

博多織

福岡県福岡市で作られている織物です。
日本三大織物の一つで、江戸時代の徳川将軍への献上品でもありました。

結城紬

茨城県結城市や栃木県小山市で作られている織物です。
奈良時代から続く伝統的な織物で、1956年には重要無形文化財、2010年にはユネスコ無形文化遺産リストに登録されました。

東京友禅

東京都で作られている織物です。
江戸時代の町人文化の粋や侘びの影響を受けており、洗練された洒脱なデザインが特徴です。

大島紬

鹿児島県奄美大島で作られている織物です。
1300年以上の歴史がある織物で、世界三大織物の一つです。
工程数が多く、作成には半年から1年の期間を要します。

十日町友禅

新潟県十日町市で作られている織物です。
一つに着物を一人の職人が一貫して作成しています。比較的華やかなデザインが特徴です。

京友禅

京都府京都市で作られている織物です。
色彩が非常に華やかなところが特徴です。

加賀友禅

石川県金沢市で作られている織物です。
伝統的な染の技法「加賀染」を用いており、落ち着いた色彩が特徴です。

琉球紅型

沖縄県那覇市で作られている織物です。
琉球王朝で海外の技術を取り入れたことで誕生し、比較的派手で鮮やかな色彩が特徴です。

まとめ

今回は、着物の代表的な生産地と相場観について紹介をしてきました。
タンスに眠っていた着物が、実は高価なものであった！ということがあるかもしれません。
このような着物には証紙と呼ばれる、証明書が付いていますので、ぜひ確認してみましょう。
この証紙も買取価格に影響しますので、もし見つからない場合は諦めずに探してみましょう！